戯言

 生まれてきてしまったが故に苦行の連続である憂き世を往かねばならぬ。報われることのない抑圧下で、ひたすら地味にゆくか、「まともな感覚」を棄て去って他の者を踏みつけ、その分の高さを得てほんの少し満足するというくらいしかせいぜい道はない。(ような気がしている。) ←こういうことを少しでも言おうものなら、すぐに説教されたり無理矢理「更正」させるべく誘導されることが多いから口に出して言うことはないけど、常に漠然とそう感じている私であった。