そういえば・・

 昔、19歳の頃、なんでも思ったことを紙に書く、どうにもならない悩みのようなものをノートに書き付ける、ということにバカみたいに必死になっていた時期がある。本人は大真面目で、「ひとりカミングアウト」って感じでノートに書き付けていろいろ悩み多きお年頃(?)を乗り切っていた。書くと自分の中でグズグズにこんがらがって固い結び目ができてしまってるような問題が、なんとかゆるゆるになって解決策が浮かび上がってくる気がして、一時期えらく嵌ったものだ。(恥ずかしいから誰にも言ったことはなかったけど。) 実は今も部屋の片隅にそのノート群(?)は残ってるんだけど、今見たらなんかものすごく「痛く」見える気がしてあまり見たくはない。まぁ、自分の部屋だから今まで通り放っておけばいいだけの話だけど、それを深く考えずにネットで始めてしまった人って後々すごく大変だろうなと、今つくづく思う。一人語り系のブログとかってよくあるけど、ネットだといつまでもログが残って「若い時の無邪気な失敗」にはしてもらえないこともある。(物好きな人が勝手にコピーしてその文章を持ってたりして。) 私の頃はまだ今みたいに爆発的にネットが普及してなかったからそういうのには巻き込まれなくてすんでるけど、今の10代の人とかってそういう苦労が実はかなりあるんじゃないかな、なんて他人事ながら思う。うかつにいろいろ冒険のようなことができないというか・・。 ずっと過去のログがついて回るなんて、ちょっと想像しただけでも嫌だ。うっとうしい。なので、早い時期からネットに浸かっているだろう今の子供達のことを、ある意味すごく気の毒だなぁ・・なんて思ったりする私である。  (・・って、私だって他人の心配ばかりしてる場合じゃないけども。)